中性脂肪は絶食したら下がる?

中性脂肪値は絶食したら下がる、なんてそんな簡単な話があるのでしょうか。
あるんです。
確かに、中性脂肪値は絶食をすることで一時的に下がります。

 

そもそも、中性脂肪は食事を原因に体内に流入する「外因性」と肝臓が中性脂肪を生成しそれを血中に放出することを原因に流入する「内因性」の2種類が存在します。

 

外因性の中性脂肪はすぐに影響を及ぼすこともあって、血液検査で中性脂肪値を検査する際には12時間以上の絶食が必要です。
これは、内因性の中性脂肪値をなるべく正確に測定するための非常に大切なことで、摂食をしてしまうと、検査時の中性脂肪値が外因性によるものなのか内因性によるものなのか数値では判断ができないのです。

 

しかし、絶食状態が普通、ということは現在では考えにくいです。

 

したがって、通常では内因性による中性脂肪も外因性による中性脂肪もどちらも血中に流れているはずですから、検査時の中性脂肪値が正常値だった!と単に喜ぶのではなくて、生活全体を見直してみることが必要になってきます。

 

中性脂肪値が心配だから、と定期的に絶食を試みる人が時々おられます。
しかし、内因性の中性脂肪の方にもともと原因のある人もおられます。
そもそも、リバウンドしてさらに体に脂肪を溜め込むようになってしまったり、摂食量が絶食敢行時より増えてしまったりしたら外因性の中性脂肪の摂取量は上がってしまいます。

 

したがって、無理のない食習慣をつけるとともに、適度な運動の継続によって中性脂肪を減らしていく方がずっと健康に負担が無く、且つ継続的に改善していくと思われます。

 

絶食することで、確かに食事から入ってくる中性脂肪は減らすことはできますが、
体に必要なエネルギーをはじめ、タンパク質やビタミンといった様々な栄養素も体に入ってこなくなってしまいます。体調を崩す原因にもなるので、無意味な絶食は控えるべきだと思います。バランスの良い食事を心がける方が、建設的で体にも良いのでおすすめします。